北体育館全焼!−旧高女最後の建物に幕

体育祭、クラブ活動にも痛手

 同窓の皆様に非常に残念なニュースです。新聞やテレビなどで既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、新聞記事を参考に取りあえずその概要をお知らせします。
 去る3月9日(土)午前1時過ぎ、明善高北体育館から出火し、木造一部2階建が全焼、約3時間後に鎮火しました。出火が未明であったため、けが人などはなく、原因は現在久留米警察署で調査中です。
 同校には、南北2つの体育館があり、北体育館は、71年前に建てられ老朽化していたため、体育の授業は主に南体育館が使用されていました。北体育館には卓球台が常設され、卓球の授業や卓球部の活動に使用され、同部とハンドボール部の部室がありました。この体育館は、旧久留米高女の体育館として建てられ高女時代の建物で現在まで残っている唯一の建物でした。その焼失は在校生や教職員だけでなく、同窓の方々特に旧高女OBにも大きなショックを与えました。
 また体育祭で使われる各応援団席の大パネルや応援団旗なども焼失しました。毎年9月に開かれる大運動会は、若さあふれる競技や演技、応援合戦などが人気を呼び、保護者だけでなく地域の方々など見物客が多く、今や”明善大運動会”として名物行事になっています。応援合戦は、「赤」、「青」、「黄」「白」の各ブロックが先輩達から引き継ぎ、手を加えてきた巨大パネルを背景に、応援団達の迫力に満ちた演技と全員が数枚のパネルを使った大きな絵文字が見事なもので、運動会の呼び物となっています。新聞にも、9日の朝駆けつけてきた3年生が、「パネルも焼けて青春の思い出が消えちゃった。」と寂しそうに現場を見つめていた。と報道されていました。

明善同窓会で募金活動を!

同窓会理事会で決定

 さる3月23日(土)午後、久留米市役所会議室で明善同窓会理事会が開かれました。この会議に出席された今村八洋校長から、火災について次のような報告がありました。「出火原因は、まだ調査中で不明だが、放火の疑いはない模様。かなり老朽化していたものの、久留米高女の建物が失われたことは、非常に残念で、OBの方々に大変申し訳ないことである。体育館、卓球台の焼失により卓球の授業や部活動に支障が出るし、パネルも燃えたために9月の大運動会にも影響がある。」
 この報告をうけて理事会で協議が行われました。旧高女OBの理事からは、「昔をしのぶ建物を失い、大変残念。同期会でも再建のために募金などがあれば、ささやかながらできる限りのことはしたい。と話し合っているところです。」と発言もありました。熱心な話し合いの結果、在校生の育成と援助および母校の後援という同窓会の目的に沿い、早急に募金活動を行うことが決まりました。
 さらに、具体的な募金活動についての意見が出される中、今村校長から「火災の被害状況など詳しい調査や今後の方針などがまだできていないので、もう少し時間をいただきたい」旨の発言がありました。このため同窓会としては取りあえずホームページへ北体育館焼失のニュースと理事会で募金活動を行うことを決定したことを掲載することにしました。
 従って、募金についての具体的な内容については、今後、学校からの提案などを受け、理事会として検討した上で、同窓の皆さまへ改めてお知らせすることになりました。今後の展開など順次、この明善同窓会ホームページにてお伝えしていきますので、よろしくご協力お願いいたします。
                                         明善同窓会 理事会

平成10年卒の自主的募金活動

明善在校生支援実行委員会

明善在校生支援実行委員会中間報告

明善在校生支援実行委員会最終報告

寄付者名簿一覧