九州街道ものがたり
   
     
 2005年12月18日九州朝日放送(KBC)
「九州街道ものがたり」にて、ベートーベンの第九(第二楽章、第三楽章)を日本人聴衆が初めて聞いたのは、久留米高等女学校の生徒達だとの放送がされました。KBCのスタッフが11月初旬、学校を訪れ、取材(同窓会事務局の宮瀬さんがインタビューに答えています)他久留米市役所文化財課からも資料を提供されています。15分の番組でしたが、丁寧な簡潔明瞭な構成でした。詳しくは久留米市教育委員会文化財課でも冊子として販売されています。
 第1次世界大戦後に中国青島のドイツ軍俘虜による演奏が収容所を出て、久留米高等女学校にて行われました。同窓会誌に残る数行の記録と昭和50年代後半に元俘虜のお孫さんが久留米市を訪問されたことから文化財課のスタッフの労力で詳細が判明してきたとのことです。
 翌週25日の放送では、当時手作りのティンパニーが九大オーケストラに残されており、「歓喜の歌」を日本人で初めて演奏したのが九州大学オーケストラだったとのことが放送されました。