2002年9月8日(日)明善大運動会

「勇 往 邁 進」

一味同心〜今こそ結束の時〜
白組 再びつなぐ明善魂へとつづくパネル
2002年明善大運動会バックパネル、応援合戦及び総合優勝は白組でした。
明善高等学校大運動会の名物の一つになっている応援合戦の人文字。
災いを転じて、新たな伝統を築いていく心意気を「青」「黄」「赤」「白」の四つのブロックの大きな声と一致団結したパネルから感じることができました。現役の生徒諸君、先生方、保護者会同窓会そして運動会を見に来られた地域の方々へ感謝したいと思います。
絆そして絆〜金鶏召還〜
惜しくもV3を逃した黄組 可愛い虎の絵
鬨〜勝つ時〜
浮き上がってくる紅 最後の蠍の絵
捲土重来〜青嵐を巻き起こせ〜
青組 青組No.1
第36回大運動会に寄せて
              福岡県立明善高等学校 学校長 今村八洋
 明善生が思いを一つにし、渾身の力を込めて取り組む大運動会。今年は特に北体育館焼失という大きな壁が私たちの前に立ちはだかりました。しかしそれをものともせず、また週五日制による練習日程の困難さをもエネルギーの源とかえてしまうほどの工夫と努力、そして素晴しい団結力で準備に当たってきた「克己 盡力」の実践者である明善生に心からの拍手を送ります。
 青春の思い出を作り上げるために、そして明善を更に明善たらしめるために明善生が流した涙と汗を、グラウンドや周辺の楠木は静かに見守り続けてきました。先生方や先輩達をはじめ多くの人たちが声援を送っています。今回の用具類の準備には多くの先輩方や保護者の皆様からの温かいご支援にも支えられ、それらを通して明善の伝統を肌で感じることも出来ました。お陰様で新しいパネルやボード等も揃いました。これらの真新しい脇役達に第36回大運動会における皆さん達の汗と感動を、そして、焼失した用具に込められていた先輩達の思いも一緒に、しっかりと染み込ませとください。
 今年の大運動会の主役である皆さんは、伝統の後継者であると共に、新しい明善の息吹の創造者であります。この事を一人ひとりが自覚し、存分に青春の血をたぎらせ歓声をあげ明善大運動会を展開してくれることを期待しています。
運動会実行委員長 長谷部裕子
 平成十四年第三十六回明善大運動会のスローガンは「勇往邁進」です。これは、「自分達の目標に向かって勇ましく突き進んでいく」という意味です。今年の三月に北体育館が焼失し、先輩方の思い出のつまった伝統ある道具が全て失われてしまいました。この出来事は私達にとってはかり知れないほどのショックを与えました。先輩方が様々な思いで運動会に取り組み、そして後輩達に伝えようとなさってきたもの。その象徴である道具がすべて無になったと聞いた時、私はこれからの明善を背負っていく後輩達に先輩方がつないできた思いや伝統をどのようにして伝えようか、うまく伝えられるだろうかと不安に思いました。しかし、伝えていかなければいけないのです。そこで、「勇往邁進」というスローガンを掲げ、きつさや苦しさはありましたが怯むことなく、生徒が一致団結して今日まで準備に取り組んできました。私達が目指すのは「火災が起こった事など感じさせないほどの運動会にする」ことです。今日この運動会をご覧になられる方々が、明善生の今年の運動会に対する熱き思いを感じ取ってくださるとうれしいです。最後になりましたが、準備を進めていく中で、多くの方が御力を貸してくださったことに深く感謝致します。